らしさを捨てて
いつかはクラウン
トヨタのクラウンが セダンタイプの生産を終了する検討に入った
とのニュースが先日報道された
新しいクラウンは SUVのように 車高を上げる可能性があるらしい
そこからプレミオやコロナ、マークⅡに乗って
「いつかはクラウン」 と皆が目指した 皆が知っているブランドであろう
昨今のSUV、ミニバン人気は留まるところを知らず
一時期流行ったステーションワゴンは風前の灯
知事が乗る車も クラウンではなく アルファードやヴェルファイアなこのご時世
センチュリー に 乗る 知事??? 知りませんねえ どこの兵庫県知事ですかね
1955年から ずっと守り続けてきた 国産高級車の地位
大衆の人気にすり寄るような格好で ブランドの歴史の幕を閉じる可能性があるわけだ
動かないことによる風格
あれだけの高級車が 大衆の人気に押されて
安易にSUVにモデルチェンジをしてしまう というのは
個人的にはあまりいいイメージが湧かない
車がステータスになっていた時代ははるか昔
今は実用性やコスパが重視される時代だ
燃費の良い軽自動車が爆売れし
街には車高が高くて便利なSUVやミニバンが溢れかえっている
だからこそ 高級車が高級車の風格で 愚直に従来のテイストを維持することで
ブランドの価値を 築いていくのではないか?
安易に流行りにすり寄って その先に未来はあるのか?
仮にSUVブームが去って セダンがメジャーになったら セダンに戻すのか?
戻せるのか? と考えてしまう
ブランドの価値を守っていくには 時には動かないことも必要なのではないだろうか